愛知県東三河建設事務所は、国道151号と国道1号が交差する「宮下」交差点の立体化を計画している。2017年度の事業採択を受け、下期に地質調査に着手する。
事業計画案によると、豊川市篠束町地内から平井町地内の宮下交差点付近を立体交差化するもので、計画延長は1300b。6車線化を計画しているが、当面は暫定2車線高架化に向け事業を進める見通しだ。暫定区間の事業費は51億円(工事費48億円)、26年度の完成を目指す。
同事務所によると、小坂井バイパス(BP)が過年度に無料化されたことにより、三河港湾区域を往来する大型トラックが、同BPを利用して東名高速道路豊川インターチェンジなどへ抜けるため、宮下交差点の渋滞が慢性化している。このため、渋滞解消などを目的に高架化する計画だ。
今後のスケジュールは、18年度に調査と設計、19年度からの工事着手を見込んでおり、26年度の暫定供用を計画している。用地は取得済み。現在、立体化に向け都市計画変更の手続き中だ。
高架化区間は、小坂井BPの終点から国道151号(豊川市篠束町地内)までで、白鳥豊橋線と国道1号線を跨ぐ。高架化に伴い、国道1号宮下交差点へ抜けるランプを整備して右左折を可能にする計画だ。
同事業は、地元自治体や商工会議所などから早期整備の要望を受けており、早期渋滞緩和のため、当面は暫定2車線で整備を進めることになる。
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建通新聞社