建築の道を志す学生の入職を促進しようと、熊本県建築協会(岩永一宏会長)と熊本県建築士事務所協会(福島正継会長)は19日、崇城大学で業界説明会を開いた。
来年に就職活動を控えた工学部建築学科3年生85人が参加。両協会の会員ら17人が同大を訪れ、▽現場監督等(RC造等建築系)▽現場監督等(戸建住宅系)▽設計(意匠・構造)▽設備(設計・施工)―の4職種毎に仕事内容などを説明した。
現場監督の仕事では、求められる能力について「建物をひとつ造り上げるまでに多くの職人が関わる。段取りする力やコミュニケーション能力などが必要だ」とアドバイスした。
女性社員の待遇にも触れ、「技術資格を取得すれば給料が上がる。男女差はない」と話し、くまもと建麗会の活動状況も取り上げて、女性が働きやすい職場整備への取り組みを紹介した。
設備職種では、学生からやりがいを問われ、「省エネや新エネなど環境性能を追求することで社会貢献できる喜びがある」と回答。その上で「きょう自宅に帰って、天井の電気機器がどのような仕組みなのかを見上げてほしい。設備の仕事は興味から始まり、好きならば長く働ける」と入職を促した。
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