福井市は加茂河原ポンプ場の全面更新に合わせて計画する明里、加茂河原両バイパス管の整備で、19年度から加茂河原バイパス管(φ800ミリ)の整備に着手する予定だ。9月議会の中で明らかにした。
全体計画によると、延長は明里が約1060メートル(明里枝線バイパス管を含めると約1410メートル)、加茂河原が約210メートル。工法はいずれも推進。
市では先行して15年度から明里バイパス管の整備に着手。主要地方道福井四ヶ浦線の福井競輪場駐車場から花月橋交差点までの約430メートルが完成し、暫定貯留管として供用しているほか、足羽2、3丁目の約280メートルも完成済み。
今年度は引き続き、その間を接続する約150メートルを契約したほか、最上流の200メートル程度(枝線)についても近くの発注へと運ぶ構えだ。
明里のうち、18年度以降に残るのは供用済み430メートルの西側のみ。ポンプ場本体の進捗にも左右されるため、着工時期は未定だが、基本的には、明里の完成後に加茂河原バイパス管の整備に取り掛かりたい意向だ。
詳細設計は、ニュージェック(福井事務所)が担当。