トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

北陸工業新聞社
2017/09/22

【石川】駅西広場の機能強化へ/金沢市ハイアット進出受け/検討委が初会合/一体的空間の創出など

 金沢市は、金沢駅西広場隣接地に外資系ホテルの「ハイアットセントリック」および「ハイアットハウス」が進出し、新たな賑わいが創出されることを受け、同広場の機能を強化する。21日に金沢駅西広場機能強化検討委員会を開き、強化内容についての議論を開始した。
 同委員会は、東京五輪イヤーの2020年の開業を目指すホテル施設の進出を受け、駅西広場も含めたホテル施設周辺の歩行者空間や交通計画、修景整備計画を検討するために設置。メンバーは学識経験者や交通事業者、警察関係者ら7人。
 会合では、平嶋正実都市政策局長が「歩行安全性の確保や駅周辺の利便性向上が課題の一つ。それらを含めて広場の機能強化を検討してほしい」とあいさつ。委員長に選出された水野一郎金沢工業大学教授は「駅周辺が様変わりし、もう一度見直そうというもの。修正や新設もあると思うが、悔いのないようにしたい」と述べた。
 続いて、市側が広場周辺の状況を説明。ホテル施設と広場は道路で分断されるため、歩行者空間の安全性確保や駅利用者の利便性向上が課題で、ホテル施設には商業施設や市の施設も備わることから、広場との一体的空間の創出も必要とした。
 その後の意見交換は非公開で行われ、市の担当者は内容について、広場の拡張が必要とする意見やシェルター付き歩道、駐車場の機能強化を求める声があったとした。
 次回会合は来年1月に予定し、意見を取りまとめる。市は来年度の事業化を目指している。

hokuriku