安田町は15日、新庁舎建設設計施工(デザインビルド)の公募型プロポーザルを公告した。参加資格は設計施工が可能な単独事業者または共同企業体事業者。必要書類の提出期限は10月16日。提案金額上限は14億円。
提案内容は、学識経験者らから成る審査委員会が二次にわたり審査し、2018年2月15日に選定、3月1日に仮契約を結ぶ予定。事業期間は原則18年4月ごろから21年3月31日まで。
一次審査では書面審査を行う。評価項目(総合点数100点)は、参加事業者の概要(配点10点)、事業実行体制、設計・施工事業者の概要など(20点)、設計担当主任技術者調書(20点)、施工担当主任技術者調書(20点)、課題に対する提案(30点)で、3〜5者程度を選定する。
二次審査では、業者からのプレゼンテーションとヒアリングを実施。評価項目(100点)は、七つの課題に対する提案(各10点)、事業費提案(30点)で、最優秀提案者1者、優秀提案者1者を選定する。
安田町の現庁舎は、1971年建築で老朽化が著しく、耐震性、防災拠点機能など、庁舎が本来持つべき機能を十分に果たしていない。また狭い執務スペース、会議スペースの不足、設備の老朽化など、町民の利便性・事務処理の効率性が低下している。
そのため、町では検討委員会の中で4月に基本計画を策定、これをベースに提案を求める。基本計画によれば、現庁舎北側の背後地約3000平方bを新庁舎敷地と想定。議員数、職員数から割り出した執務室や防災拠点施設としての面積を抽出し、さらに郵便局や農協の窓口も導入するとして延べ約3000平方bの規模を見込んでいる。
提供:建通新聞社