千葉市海辺活性化推進課は、県立幕張海浜公園(D〜Gブロック)及びその周辺を対象にした「パークマネジメント体制による大規模公園の再整備・運営に関する事業手法調査」を公募型プロポーザルで委託する。日本サッカー協会による(仮称)JFAナショナルフットボールセンター及び賑わい創出に資する集客施設の設置に伴い課題となっている駐車場等の移設・改修や管理・運営について、県市や関係事業者の連携によるパークマネジメント体制を前提とした事業計画や事業手法を検討する。
プロポーザル参加資格は、過去5年以内に元請として同種業務(都市整備に係るPPP/PFIまたは事業計画策定・事業推進関連業務)の履行実績があること等。履行期間は2018年3月6日まで。委託額は1499万400円(消費税を含む)を上限とする。
今月26日まで参加申し込みを受け付け、10月2日に参加資格確認結果を通知。同16日に企画提案の受付を締め切り、同25日の選考会を経て同下旬に選定結果を公表するとともに、契約を締結する予定。
調査対象地域は、既存のZOZOマリンスタジアム及び(仮称)JFAナショナルフットボールセンター計画地周辺と浜田川対岸の幕張海浜公園(D〜Gブロック)約50ha。主な調査項目は、@基本事項の整理Aパークマネジメント体制の検討Bパークマネジメント事業の検討(共用施設の再整備・運営)。
基本事項の整理では、現状把握(立地施設及び計画・構想施設の概要)を行った上で、複数の事業主体の混在、集客施設導入に向けた土地利用などの課題を整理し、限られた資源を効率的に活用する仕組みづくり(パークマネジメント体制の検討)、新たな魅力づくりに資する集客施設導入を実現するための整備(動線ネットワークの再整備・運営)といった対応方針を明らかにする。
パークマネジメント体制の検討では、複数の事業主体間の調整を行いながら、エリア価値向上のために連携あるいは共同して取り組むべき事項、パークマネジメント組織の検討(体制・法的根拠、組織が担うべき機能)などを検討。
パークマネジメント事業の検討では、駐車場やバスロータリー、歩行者空間など共用施設の施設規模・配置の検討、パークマネジメント事業の前提整理(事業主体、事業範囲、事業収益の取り扱い)、実現可能な事業スキームの検討などを行う。
パークマネジメント体制を前提とする事業での連携イメージは、駐車場事業者を中心に公園管理者(土地所有者)である県、地元の千葉市及びZOZOマリンスタジアムを本拠地とする千葉ロッテマリーンズ、(仮称)JFAナショナルフットボールセンターが計画する日本サッカー協会、それに集客施設等事業者が連携して、駐車場や各施設の利用、イベントの開催、既存施設の更新等にあたるというもの。