石川県議会9月定例会は20日、本会議を再開し、一川政之、八田知子、徳野光春、川裕一郎、横山隆也、安居知世の6氏が一般質問を行った。
国道157号の2・5車線的道路整備における進捗状況と、今後の予定について、山岸勇土木部長は白山市女原〜白峰間には迂回路がなく、現況2車線に加え、谷側に追加レーンを整備する2・5車線的道路整備事業に昨年度より着手していることを説明し、「桑島地内の5カ所で順次整備を進めていく。現在、1カ所目の約140メートル区間の改良工事を進め、冬前に完成させる」とした。加えて、山岸部長は「本議会に2カ所目の工事に着手するための予算を諮った。今後とも災害に強い道路整備を着実に進め、地域住民の安全安心の確保に努める」と語った。
県産材利用の拡大に関する質問で、表正人農林水産部長は「木材利用促進法施行後の平成23年度から平成28年度に県では年平均約1600立方メートルの県産材を利用した」と述べた。公共建築物では金沢城公園鶴の丸休憩館、いしかわ動物園トキ里山館など、公共土木工事ではのと里山海道沿いの防風柵などで利用していることや、建設中の奥卯辰山健民公園センターでは県内の公共建築物で初めてCLT(直交集成板)を壁や天井に使用することも紹介し、「新たな建築材料の活用も含め、公共建築物等における県産材の利用に取り組んでいく」と強調した。