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日本工業経済新聞社(茨城)
2017/09/20

【茨城】笠間市が一般競争入札拡大へ

 笠間市は建設工事における一般競争入札の対象範囲の拡大を検討している。現在は1000万円以上を一般競争入札としているが、原則として130万円以上に改正し、市内本店などの条件を付ける方針。今後、笠間市建設業協力会など業界団体の意見を調査し、順調ならば2019年度から実施する見通し。
 現在の制度では130万円超〜1000万円未満の建設工事が指名競争入札、1000万円以上が一般競争入札となっている。一般競争入札は地方自治法で契約締結の原則とされていることから、この趣旨に従い改正する方向で検討を進める。
 改正案では、130万円超の建設工事を全て一般競争入札とし、市内本店などの条件を付ける。改正により、入札に参加する機会の増加や地域の活性化、最低制限価格の設定によるダンピング防止などが期待できる。
 建設コンサルタント等委託業務は今回の改正案の対象外。130万円以下の建設工事は引き続き随意契約とする。
 なお、昨年度の建設工事の一般競争入札は79件、指名競争入札は102件だった。