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建通新聞社(中部)
2017/09/20

【愛知】東山動物園 新エリア基本設計をプラックに委託

 名古屋市緑政土木局は、東山動植物園で新たにアジアの熱帯雨林エリアを整備するため、基本設計に着手する。このため、「東山動植物園アジアの熱帯雨林エリア基本設計業務」を一般競争入札でプレック研究所中部事務所(名古屋市中区)に委託した。落札金額は948万円。対象区域の面積は約5500平方bとなっている。入札公告に際して示した想定整備単価を踏まえると、全体での事業費は約8億8000万円となる見通し。実施設計にも1カ年度かかるため、順調に予算が措置された場合、着工は早くて2019年度になりそうだ。
 アジアの熱帯雨林エリアは、13年にオープンしたアジアゾウのエリア「ゾージアム」とともに、動物園のアジアゾーンを構成する。整備する場所はアジアゾウとフードコートに挟まれたエリア。カンガルー舎を移転する他、いすやテーブル、東屋などがある休憩スペースを活用して用地を確保する。
 基本設計の対象区域は約5500平方b。委託に際して示した整備想定単価は、建物も込みで1平方b当たり約16万円としているため、単純計算で整備費は約8億8000万円を見込む。
 展示を予定する動物は、スマトラトラやオランウータン、テナガザル、アジア地域に生息する小動物など。これに合わせ、スマトラトラ舎やオランウータン舎、休憩施設など複数棟の整備を予定している。面積は合計で530平方b程度。主要な構造は鉄筋コンクリート造平屋としている。
 委託の履行期間は18年3月23日まで。

提供:建通新聞社