トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

建設経済新聞社
2017/09/20

【京都】カナート洛北 増築工事 5F1B、延2万4000uを構想

 潟Gイチ・ツー・オーアセットマネジメント(代表取締役黒松弘育氏、大阪市北区芝田2丁目6−27)は、京都市左京区に複合商業施設「カナート洛北 増築工事」を構想している。
 カナート洛北「増築」計画によると、京都市左京区高野西開町36の敷地約1万9132・73uにある物販店舗、駐車場を増築するもので、既存棟の南東側に、地下1階地上5階建(高さ約20m)、延約2万4000u(建築面積約5400u)の増築棟を建設。既存棟と一体化させる。
 増築部には既存棟と同様、地下1階〜地上2階に物品販売業等を営む店舗、3〜5階に駐車場を配置する。
 既存棟の規模は地下1階地上5階建(高さ約20m)、延約4万8500u(建築面積約1万0600u)。増築棟と合わせると延約7万2500u(建築面積約1万6000u)になる。用途内訳は物販店舗等(駐車場以外)約4万6000u、駐車場約2万6500u。駐車台数は既存が約650台、増築が約180台(合計約830台)。
 開店以来16年間以上にわたり地域住民に利用されている店舗の売場を拡張し、販売品目を充実させ、顧客サービスを向上させる。同構想は増築計画であり、工事中もカナート洛北の一部はできるだけ営業を続け、ショッピングの利便性を確保するように努める。集客や飲食店営業など商業施設の賑わいを活かし、地域の更なる活性化を担う。
 建物壁面は材質や色彩により分節し、大原街道側の壁面はセットバックすることで圧迫感を低減。周辺とのスケール感を合わせることで町並みとの調和に配慮する。敷地内においては積極的に緑化を計画。周辺の緑地環境との融合を図る。来店車両及び退店車両は、可能な限り川端通を経由するようにし、住宅街である東側へ車両が向かわないよう努める。車路スロープの外壁は開口を最小限とし、周囲環境への対策を図る。
 構想コンサルは阪急設計コンサルタント(都市土木部)(大阪市北区・06−6359−2755)。建設事業策定のための事前測量作業は内外エンジニアリング大阪支社(大阪市中央区・06−6221−3081)。

 増築棟の建設用地はホテルアバンシェル京都(旧ホリデイ・イン京都)及び駐車場の跡地。24年に別会社によるパチンコ店の建設計画が浮上した経緯がある。旧施設は解体され、エイチ・ツー・オーアセットマネジメントが土地を取得。28年8月31日付で所有権が移転した。
 エイチ・ツー・オーアセットマネジメントは、エイチ・ツー・オーリテイリンググループの不動産事業会社(エイチ・ツー・オーリテイリング鰍P00%出資子会社)。不動産の管理・開発を行う。
 持株会社エイチ・ツー・オーリテイリング(グループ全体の経営企画・管理機能)のもと、同グループ企業には、百貨店事業の轄繼}阪神百貨店(阪急百貨店、阪神百貨店)、食品事業のイズミヤ梶A轄繼}オアシス、カナート梶iスーパーマーケットの運営)などがあり、小売に関連した事業活動を展開している。