村上市は、中川原団地内の中川原住宅が老朽化していることから、21、22年度の2カ年で建て替え工事を行う計画だ。
中川原住宅は昭和40年代から50年代に建設された公営住宅。計11棟、62戸で、現在の入居は54戸。このうち、最も古い建物は71年(昭和46)に建設されており、内外部ともに老朽化が進行し、耐用年数が迫っている状況。建設年度は71年に平屋建て延べ約140平方メートル(4戸)が2棟、72年に平屋建て延べ約200平方メートル(6戸)が2棟、2階建て延べ300平方メートル(6戸)が1棟、73年に2階建て延べ300平方メートル(同)が3棟、74、75、76年に2階建て延べ約300平方メートル(同)がそれぞれ1棟整備された。
市では16年11月に入居者に対して計画概要を通知し、17年度から入居募集を停止している。整備に当たっては、18年度に「公営住宅等長寿命化計画(13年3月策定)」の見直しを行い、入居者や社会情勢の変動を見据えながら内容を検討する。順調ならば19年度にも基本設計に着手するとみられる。現状では、入居者が多いことから戸数は同規模とする方針。また、現施設は駐車場がなく、余剰地もないことから、建物は他の団地同様、2階建て以上になる公算が大きい。