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北陸工業新聞社
2017/09/20

【福井】補正に分譲地Aの造成など/敦賀市第2産業団地整備事業

 敦賀市は、9月補正予算案(産業団地整備事業特別会計)に「第2産業団地整備事業費」として、2億988万8000円を計上するとともに、18年度の分譲開始を目指す分譲地Aの造成工事に継続費(17・18年度)で総額5億1285万円を設定した。
 国道8号からアクセスが良好な田結(たい)地区約8・92ヘクタールの開発区域(現況・田など)に、分譲用地面積6・02ヘクタール規模で計画。補正には指名競争で発注される予定の作業道路工事や森林伐採搬出工事に加え、一般競争を採用する予定の調整池盛土工事や外周道路工事などの費用が盛り込まれた。分譲地Aの造成に関しては工事等の進ちょくに併せ、年内にも一般競争で発注されるもよう。詳細設計はニッテックコンサルが担当。
 町が公表した整備計画平面図によると、造成地は大きくA―Cの3区画に分かれる。面積はAが2万4346・70平方メートル、Bが1万7355・75平方メートル、Cが1万8465・62平方で、19年度の全体完成を目指す。公園緑地A・B(A=3077平方メートル、B=1440平方メートル)も計画。
 北陸自動車道敦賀インターチェンジから車で約5分(4キロ)、敦賀港から車で約3分(2キロ)、敦賀駅から車で約7分(5キロ)の好アクセスに整備される。分譲対象業種に工業(製造業)、道路貨物運送業、倉庫業、こん包業および卸売業などを想定する。
 なお、莇生野地係の市産業団地については、市が2月にナ・デックスプロダクツ(岐阜県可児市姫ヶ丘一丁目21番地 大鋸純雄代表取締役社長)と日本ゼオン(東京都千代田区丸の内1丁目6番2号 田中公章代表取締役社長)と契約した。2社への分譲により、市産業団地は完売した。

hokuriku