喜界町は、クリーンセンター焼却施設の建て替えを計画している。現在、町が単独で生活環境影響調査を進めているほか、近く国の補助事業申請の内示がある見通し。承認され次第、測量やボーリング調査、実施設計などの委託業務を10月までに指名競争で発注する方針だ。2017年度補正予算案に委託料2000万円を盛り込んだ。
建て替えは1992年に竣工し、供用開始から20年以上が経過する同施設のメンテナンス費などコスト削減を目的とするもの。同業務に着手後は、1年かけて推進する見通しだ。
工事請負費は、6月補正予算で18億円を2019年度までの継続費に設定し、今年度分に2億5400万円を計上していたが、繰り越して18年度から着工し、20年度にかけて整備を進める。一日当たりの処理能力は、現在の12tから8tに縮小されるもようで、完成後に既存施設は廃止するとしている。
このほか、同センター内にマテリアルリサイクル施設の新築を計画。鬼塚設計が進めている実施設計等が間もなく完了する予定で、10月にも工事発注し、単年度で整備する。
建物規模はS造平屋建て425u。段ボールリサイクルに取り組むため、ストックヤードを建設する。