大崎町は、「仮称・大崎町スポーツ交流施設整備事業」実施方針案を公表した。現在整備中の大隅陸上競技トレーニング拠点施設と連動して、隣接の旧菱田中学校の跡地に合宿・宿泊・商業施設等の拠点施設を整備する計画。大隅のスポーツ合宿の拠点として交流人口の増加が見込めることから、民間のノウハウを生かした魅力ある地域づくりに向け、PFI方式も視野に入れた事業として、2018年度中の完成・運用開始を目指す。
同案によると、事業の実施に当たっては民間事業者の工夫を最大限受け入れる手法とするため、案の公表後に興味を示した企業と競争的対話により、最大限の要望・提案を聴取し募集要項等に反映。事業者グループには多くの町内業者が参加することを希望しており、審査時に町内業者加点も予定している。
事業手法は、町が土地と施設の整備を行い、維持管理・運営を民間に任せる公設民営事業として実施。施設の設計・建設は、維持管理・運営する民間事業者の意向に沿った提案にゆだね、PFI法に基づき民間の資金により施設を整備し、施設整備対価は事業期間の割賦により町が事業者に支払う。
計画地の面積は、約2万665u(未確定)。町が最低限必要と考えている施設は、合宿所や菱田分団詰所、民間収益施設(ビジネスホテル、レストラン、コインランドリー等)などとなっている。