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鹿児島建設新聞
2017/09/21

【鹿児島】新南部清掃工場整備・運営/DBO方式 324億で川崎重工業Gに

南部 鹿児島市は、新南部清掃工場(ごみ焼却施設・バイオガス施設)整備・運営事業について、総合評価落札方式による制限付き一般競争入札の落札者を川崎重工業グループに決定し、公表した。
 構成企業が設立する特別目的会社に一括して設計・建設・維持管理・運営を委ねるDBO(公設民営)方式を採用した。グループの代表企業は川崎重工業、構成員はテスコ、協力企業は渡辺組、前田組、南生建設、小牧建設、KEE環境工事、芙蓉商事。落札金額324億円(税抜き)でこのうち、施設整備費に195億円(同)、運営維持費に129億円(同)をそれぞれ充てる。予定価格は331億4705万円(同)で落札率は97.75%。1グループのみの参加だった。
 建設予定地は、同市谷山港3丁目の現清掃工場隣接広場(敷地面積約1万1000u)。施設規模は、ごみ焼却施設が約220t/日(約110t/日×2炉)で焼却方式はストーカ式。バイオガス施設は約60t/日(約30t/日×2基)で処理方式は乾式メタン発酵方式を採用する。
 12月の契約締結後に着手し、2021年12月末まで整備を進め、22年1月の供用開始を目指す。維持管理・運営業務は42年1月末までとしている。
 また、新工場から発生したバイオガスは、同じ区画内にある日本ガスへ売却する方針で、利用効率の高い都市ガスの原料として利用し、エネルギーの地産地消を進める。
 今後は、10月に基本協定を締結したあと、11月中旬には特定事業契約の仮契約。続いて、12月の市議会定例会の契約議案を提出し、可決を経て、本契約となる。


川崎重工業グループ(あおグループ)
【代表企業】
・川崎重工業
【構成員】
・テスコ
【協力企業】
・渡辺組
・前田組
・南生建設
・小牧建設
・KEE環境工事
・芙蓉商事

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