新庁舎建設を計画する与論町は、このほど開かれた住民説明会で大筋の了承を得られたことを受け、同事業の基本計画を策定した。建物は耐震構造のRC造2階建て以上とし、延床面積は2200uを想定。整備手法は、設計施工を一括発注するDB(デザインビルド)方式とし、9月中にもプロポーザルの公告を行う。
町は、整備手法について同方式と設計施工分離発注方式を検討。分離発注は建設コストの縮減効果や事業期間の短縮効果が見込めず、入札不調不落のリスクもあることから、建設コストの縮減と事業期間の短縮が期待できるDB方式を採用した。10月に1次となる提出書類審査、11月に2次となる技術提案書の審査を行い、12月に選定結果の発表、契約を見込む。
同計画では、@町民が利用しやすいA効率的な行政運営B防災拠点−を基本方針とし、町民利用の多い窓口機能を1階に設けるなど分かりやすい動線設定やユニバーサルデザインの導入等を予定。太陽光や風力発電など再生可能エネルギーの導入も検討するほか、30台程度の来庁者用駐車スペースを確保する。
業者選定後は、18年の年明けから設計に着手。同年6月ごろから用地整備や本体工に随時着手し、20年4月の供用を目指す。