建設新聞社
2017/09/19
【東北・宮城】宮城県がWTO対象高度U型で女川町出島架橋本体を公告
宮城県は、19日付けでWTO対象となる町道女川出島線出島架橋本体工事を公告する。設計・施工一括となる高度型(U型)総合評価落札方式を適用する一般競争入札(入札参加資格事前審査、郵送入札、調査基準価格適用)で、入札参加申請書類の受け付けは10月16日まで。入札書の提出および開札は2018年2月中旬以降で、技術提案の審査を終了した後に技術審査会で決定されたときに公告する。予定価格も後日公表。
参加資格は自主結成した3者によるJV。すべての構成員は宮城県の参加資格を有し、代表者は鋼橋上部工工事の総合評定値が1000点以上で、07年度以降、鋼道路橋における上部工工事(アーチ橋)の製作および架設を元請けとして施工した実績など、代表者以外が土木一式工事で同じく850点以上などとなっている。
出島大橋は、女川町が離島の出島と女川町尾浦地区を結ぶ町道女川出島線整備の一環として建設するもので、橋梁本体の基本設計から工事までを県が代行する。形式は気仙沼市内で整備が進む気仙沼大島大橋と同じ鋼中路式アーチ橋で、橋長364b、アーチ支間長314b、幅員6・5b(歩道なし)の規模。工事概要は、上部工が製作工一式と架設工一式、下部工が逆T式橋台2基、壁式橋脚2基、深礎杭4本のほか詳細設計一式で、施工地は宮城県女川町竹浦・出島地内。工期は23年3月28日までとなっている。基本設計は大日本コンサルタントが担当した。
提供:建設新聞社