建通新聞社
2017/09/19
【大阪】大阪府 吹田佐竹・高野台住宅を公告
大阪府は、BT方式での整備を予定する府営吹田佐竹台住宅と吹田高野台住宅の建設事業について、WTO対象の一般競争入札を公告した。11月24、27日に入札書類などを受け付け、12月22日に最優秀提案者、落札者を決定する。その後、2018年3月下旬に本契約を締結する予定だ。両住宅合わせて240戸を整備する。
入札へは、複数の企業で構成するグループで参加する。応募要件に関しては、▽設計▽建設▽工事監理―などについて、それぞれ設定している。
設計に当たる企業の応募要件は、▽一級建築士事務所の登録▽過去15年以内に鉄筋コンクリート造6階建て以上の共同住宅で、延べ床面積2735平方b以上、または28戸以上(以下、基準規模)の設計実績―など。
建設に当たる企業の応募要件は、▽2者以上の共同企業体▽大阪府の「建築工事(WTO)」の入札参加資格▽建築P点1200点以上▽過去10年以内に、基準規模の施工実績―など。
工事監理に当たる企業の応募要件は、▽一級建築士事務所の登録▽過去10年以内に基準規模の工事監理実績―など。
吹田佐竹台住宅は、B39〜41棟の府営住宅整備部分を解体撤去し、新たな住宅55戸を整備する。敷地面積は2・74f。
吹田高野台住宅は、B58、B59、B73〜79棟を解体撤去し、新たに住宅185戸を整備する。また、入居者の移転完了後、府営住宅整備用地を除く区域に、外周仮囲いや仮設外灯を設置する。敷地面積は5・65f。いずれも20年度の供用を目指している。
吹田佐竹台住宅については、昨年12月に事業者を公募する入札を公告したが、応募者がなく中断。今回、近隣の吹田高野台住宅を加えて一体的に整備することとした。