愛媛県大洲土木事務所は、肱川河川改修に伴い架け替える逆ナゲ橋(大洲市)の取り付け道路部分などの用地買収を進めており、橋梁工着手は2018年度になるもよう。用地買収の進捗次第では17年度内に一部取り合い道路工が発注される。
逆ナゲ橋は、菅田五郎停車場線に架かる橋梁。肱川河川改修に伴う河道拡幅のため、既存橋の上流側に架け替えられる。
河道拡幅ととも堤防天堤も5bほど嵩上げされるため、橋梁前後の取り合い道路も左右岸とも延長180b整備され、現取り合い道路との高低差の擦り合わせ整備が必要となる。17年度には河川拡幅部分や取り合い道路部分の用地買収交渉が進められており、順調に進めば年度内に一部取り合い道路工を発注。18年度から橋梁下部に着工する。
また同所には大洲市の水源地があり、移転に向けて調整も行われている。
新橋梁の概要は延長200b、幅員10b(2車線、片側歩道)。下部工は逆T式橋台2基、壁式橋脚4基、基礎工は全て場所打ち杭(口径1200_)。上部工は鋼5径間連続非合成鈑桁。設計は四電技術コンサルタント松山支店(松山市)が担当した。
既存の橋梁は完成後には撤去する。概要は延長129・5b、幅員10・75b(2車線、片側歩道)。下部工は橋台2基、橋脚2基。上部工は鋼3径間連続非合成鈑桁。1989年4月完成。
場所は大洲市菅田町菅田。
提供:建通新聞社