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建通新聞社四国
2017/09/19

【徳島】海陽町の地域防災公園 造成費34億で計画

 海陽町は、南海トラフ巨大地震に備えて宍喰地区に建設する地域防災公園の基本設計内容を公表した。造成工事費約34億円、切土量60万立方bで工事期間2018年度下半期〜23年度で計画している。今後、年内に詳細設計を委託するとともに18年度上半期にかけて境界確定・用地買収を進める。基本設計はエイト日本技術開発徳島支店(徳島市)が担当した。
 敷地面積は約2・37f、標高約25b。公園広場、ヘリポート用地、地域振興施設用地、公園駐車場、園内道路、消防屯所、洪水調整池、沈砂池などを設ける。災害発生時には公園広場は避難所となり、緊急車両などの駐車場、物資集積所、応急救急機関の活動拠点、復旧活動拠点の資材置き場、消防本部用地として使う計画。公園への進入は宍喰中学校横を通る2車線道路・町道板取中学校線からで、防災公園は久保字北田地内の山を切土して建設する。
 7日には地域住民、国土交通省、徳島県の担当者を交えて地元説明会を開催。同防災公園の建設に際しては15年4月に国交省から高規格道路との連携を図る旨の整備方針が出ている。地元説明会では、町から国交省に対して、計画中の高規格道路に反映するよう、併せて、今後速やかに阿南安芸自動車道(牟岐〜野根間)の都市計画決定手続きに着手する旨の要望があった。

提供:建通新聞社