日本工業経済新聞社(茨城)
2017/09/13
【茨城】阿見町が道の駅で実施設計方針案
阿見町道の駅整備推進室はこのほど、道の駅の実施設計方針案を発表した。指定管理予定者の潟tァーマーズ・フォレスト(栃木県宇都宮市)と協議して取りまとめたもので、基本設計時との主な変更箇所は、管理・コミュニティ棟を廃止し、農産物販売所と物産販売所を統合していることや、敷地南側に緑地公園を整備し、大階段でアクセス可能にする点。さらに駐車場は114台から198台に増やしている。
(仮称)阿見町道の駅は、追原地内の国道125号バイパスと県道竜ケ崎阿見線バイパスの交差点付近に計画。敷地面積は約2万5800u。
総事業費は約18億2000万円で、内訳は委託費1億4000万円、造成費7億2000万円、建築費9億6000万円。
主要施設はトイレ・情報棟(296・4u)、物販棟(972u)、飲食棟(486u)で、飲食棟と物販棟の間には「トオリニワ」(405u)と呼ばれる屋外空間をつくる。そのうち270uは膜構造の屋根を設置する。
当初計画していた管理・コミュニティ棟は、地域住民のニーズ調査をした上で廃止した。
トオリニワの南側には大階段を整備し、緑地公園へのアクセス路とする。公園には簡易的な遊具や東屋を置く予定。
駐車場は調整池を地下式とすることで台数を増加。小型車182台、身障者4台、大型車12台の合計198台とする。
現在は潟Iリエンタルコンサルタンツ関東支店茨城事務所(つくば市)が実施設計を策定しているほか、町が用地買収を推進中。9月中にも埋蔵文化財の調査業務が発注となる。
来年度に造成工事、2019年度に建築工事に入り、20年7月のオープンを目指している。