建通新聞社
2017/09/14
【大阪】阪高湊町で鋼製フーチング長寿命化
阪神高速道路会社は、15号堺線湊町付近を対象とした鋼製フーチングの長寿命化改良計画について、2018〜19年度での着工を目指す。現在は概略検討・設計の段階で、関係機関との調整が付き次第、詳細設計を外注する予定だ。
対象となるのは湊町付近の高架橋7橋脚9フーチング。地下街の構造物への荷重を軽減する必要があり、軽量化を目的とした鋼製フーチングを採用し、1972年に建設された。その後、40年以上が経過し、腐食による断面減少が進行したため、上部構造を仮り受けする形で、鋼製フーチングを取り換える。
事業期間は2015〜24年度。事業費は191億円を見込む。
17年度は関係機関との調整の他、湊町付近鋼製フーチングの更新基本形に係る構造照査業務を予定。同業務については、委託先を選定するため簡易公募型プロポーザル方式により公示中で、参加表明書を9月21日、技術提案書を10月31日の期限で受け付けている。
同業務では、湊町付近で鋼製フーチングを有する橋梁について、鋼製フーチングの長期の耐久性・維持管理性を確保するための「更新基本形」を評価し、これに係る構造照査を行う。納期は18年8月31日。