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日本工業経済新聞社(山梨)
2017/09/12

【山梨】解体費は概算2億円で積替場所確保し着手 甲州市の環境センター

 甲州市は、堆積物などの調査を行っている環境センターについて、解体概算費用として2億500万円を試算している。8日に開かれた市議会9月定例会の中村勝彦議員の一般質問に市側が答えたもの。
 中村議員は、公共施設等総合管理計画などをもとに具体的な施設の進捗状況を質問。環境センターごみ処理場について、環境政策課の堀内俊次課長は「工場棟の解体工事に約1億9000万円、設計監理委託に約1500万円」との見込み費用を明らかにしたうえで、「10月を納期に堆積物等事前調査業務は発注済みで、焼却堆積物の分析のための基礎調査を行う。結果を基に、重金属類やアスベスト、PCBなど各種検体の数値分析を11月以降に発注する予定」と事業の進み具合を説明した。
 さらに「2月の地元住民への説明で、4月以降も家庭系粗大ごみの積替え場所としての利用承諾は得られたが、恒久的な利用は認めないとのことなので、あらためて積替え場所を確保してからの解体作業となる」とのスケジュールを示した。