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建通新聞社(中部)
2017/09/12

【三重】川上ダム本体建設工事は大林JVで 水資源機構

  水資源機構は9月11日、伊賀市青山町で計画する「川上ダム本体建設工事」を一般競争入札(WTO対応)で選定した結果、大林・佐藤・日本国土特定建設工事共同企業体(JV)に決定したことを公表した。落札額は、164億1600万円(税込み)。4月3日に公告し、入札には1社、4JVが応札した。8月4日に開札したが、総合評価落札方式を適用し、応札額が調査基準価格を下回ったため、低入札価格調査を実施していた。
 川上ダムは伊賀市阿保、青山羽根、川上の淀川水系前深瀬川に建設する多目的ダム。ダムサイトは、木津川との合流点から上流約2`の前深瀬川と川上川の合流点のやや下流に建設する。計画概要は、重力式コンクリートダムで、堤高84b、堤頂長334b、総貯水容量3100万立方b。本体工事はダム土工、堤体工、減勢工、基礎処理工、法面工、仮設工。工期は2023年3月31日。
 同ダムは1981年に実施計画調査、92年に建設事業に着手、付け替え県道の工事に98年から着手した。17年度は、ダム本体工にかかるための河川締め切り堤の築造、工事用道路工事、付け替え県道青山美杉線の安全施設、照明設備などを整備する。
 ダム事業検証の検証対象ダムとして09年度から検討が行われ、14年8月に事業の「継続」が決定し、治水、新規利水、流水の正常な機能の維持を行う多目的ダムとして、本体工事に向けての準備が進められていた。
 落札者以外の応札メンバーは、熊谷組、清水・鴻池・大豊JV、鹿島・戸田JV、大成・不動テトラJV。

提供:建通新聞社