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北陸工業新聞社
2017/09/09

【富山】来春早々に新総合計画/石井知事が提案理由説明/県議会定例会

 富山県議会9月定例会は8日開会し、石井隆一知事が提案理由説明を行った。新総合計画の策定に向け、「来春早々をめどに、輝いて働き暮らせる元気な富山の実現へ、先見性と実効性のある計画となるよう取り組む」との方針を示した。
 産業の振興では、ものづくり研究開発センターの製品評価ラボや製品実証・試作拠点、総合デザインセンターの交流創造拠点の整備を着実に推進。燃料電池車の普及など水素社会の実現を目指し、「新たにとやま水素エネルギービジョンの策定に取り組む」としたほか、地域未来投資促進法による県の基本計画を受け「医薬品や電子デバイス、航空機、ロボットなど新成長分野の企業誘致を推進する」と述べた。
 農林水産業については、水田の水管理のICT化による省力化実証事業に着手するとした。県産材の利用促進のため、「CLT(直交集成材)建築の普及に向けたセミナー開催、モデル的な企画案の作成支援などに取り組んでいく」ことを明らかにした。
 教育の振興では、「大学コンソーシアム富山の活動拠点をCiCビル内に職員研修所とあわせて整備する」とし、大学生らの活動を支援していく。県立高校の再編統合は、「基本方針に基づき、新たな委員会を設置し、対象校や具体的な実施時期などの検討を進めていく」と説明した。

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