東京都港湾局は竹芝客船ターミナルの改修に向けた基本設計に着手する。既存施設の使い勝手を高めるため、第1・第2客船ターミナルの内部やトイレを改修するとともに、スロープやエスカレーターを新設する。10月4日開札の希望制指名競争入札を経て業務を委託し、年度内に取りまとめる。
伊豆・小笠原諸島への玄関口となっている竹芝客船ターミナル(港区海岸1ノ25)は、竹芝ふ頭再開発事業として海上公園と一体的に建設したオフィスビル、ホテル、レストランなど延べ床面積21万5865平方bの施設内にある。1991年に完成した。
施設の劣化などに対応するとともに、利用者の利便性を高めるため改修工事を実施する。
第1・第2客船ターミナルの内部(面積約2000平方b)やトイレ(同230平方b)、モニュメント、乗船通路部床(同90平方b)、外構サインなどを改修するとともに、電気・給排水設備を更新。スロープ2カ所とエスカレーター1カ所、階段1カ所を新設する。
提供:建通新聞社