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建通新聞社(神奈川)
2017/09/07

【神奈川】横浜市 市民病院再整備で起工式

 横浜市は9月7日に市民病院再整備工事の起工式を開き、新しい診療棟などを建設する神奈川区三ツ沢西町の現地で林文子市長らがくわ入れを行った=写真=。林市長は「将来にわたる市のリーディングホスピタル」として「市民の期待に応えられ、信頼される市民病院を築いていく」と強調。工事関係者らに「竣工に至るまで安全第一に当たってほしい」と呼び掛けた。
 現・市民病院(保土ケ谷区岡沢町)の老朽・狭隘(きょうあい)化を受け、新たな診療棟などを神奈川区三ツ沢西町、管理棟を隣接の西区宮ケ谷に建設する。民活のエネルギー棟を含め総延べ床面積8万0200平方bの施設を計画し、現病院と同じ650床を確保するとともに、1日約1200人の外来診察にも引き続き対応。手術室の増室や産科・周産期医療の拡充などを図る。2020年1月31日までに完成させて、同年春に開院する見通し。
 佐藤総合計画(横浜事務所、横浜市中区)が設計を担当。診療棟などの施工者は▽建築=戸田建設・松尾工務店・馬淵建設JV▽電気設備=九電工・大三洋行・丸子電気工事JV▽衛生設備=西原衛生工業所・菱和設備JV―で、残る空調設備の入札契約手続きを進めている。管理棟については18年度上期に工事を発注する方針だ。
 設計者・施工者あいさつで、佐藤総合計画の清野明男取締役副社長は「工期内に無事故無災害で立派な施設をお渡しできるよう、全力を挙げて工事監理に取り組む」、戸田建設の今井雅則代表取締役社長は「安全を第一に、工期内に高品質な建物を納めることを約束する」と語った。
 また戸田JVの吉田徹作業所長は、周辺住民らの安全・安心や技能者の労働環境に配慮しつつ、各JVの技術力を結集して「地域の皆さまに親しまれる病院を完成させたい」と述べた。
 提供:建通新聞社