岐阜大学応用生物科学部(杉山誠学部長)と愛知県農林水産部農林基盤局(勝又久幸局長)が8月29日、農業農村や森林整備・保全などに関する連携協定を岐阜大学で結んだ。
協定は、愛知県内に農業農村の農業土木分野を専門とする学部学科を持つ大学が無く、これまでも岐阜大学に技術的な助言を求めてきたため、より緊密で組織的に協力体制の強化を図ることが目的だ。
今後の取り組みは具体的には決まっていないが、連携・協力事項として、「将来の営農形態を想定した営農用水の調査・研究」「小水力発電施設に関する調査・研究」「地震・豪雨対策についての技術的助言」「生態系保全や環境配慮工法についての技術的助言」などを想定している。
愛知県の勝又局長は、協定締結について「土木系の優秀な技術を持つ人材確保の面からも期待している」などと話した。
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建通新聞社(2017/09/06)