鹿児島市の千日町1・4番街区市街地再開発準備組合(牧野田栄一会長)が進める第一種市街地再開発の資金計画案が示された。2017年度の事業費は5億4100万円、着工予定の18年度は解体や建築工事の一部、補償などを含め58億3400万円を見込んでいる。
収入金は、再開発補助金60億円、防災・省エネまちづくり緊急促進事業補助3億円、保留床処分金88億円を見込んでいる。支出金は、調査設計計画費9億円、土地整備費6億円、補償費22億円、工事費104億円、借入金利子ほかに10億円を見込む。
年度別支出によると、16年度に2億9200万円を投入。19年度は51億9800万円、工事完了となる20年度は31億8500万円、清算を行う21年度は5000万円を予定している。
支出金の内訳によると、調査設計計画費が事業計画作成費2億7100万円、地盤調査費3500万円、建築設計費4億4700万円、権利変換計画作成費1億4700万円。土地整備費が除去費(解体費)6億円、補償費22億円、工事費は建築が103億円、その他1億円。このほか、借入金利子3億7000万円、事務費3億2000万円、その他3億1000万円を試算している。
同事業は、S一部RC造地下1階地上15階建3万5933u。17年11月の実施設計等開始、18年2月の権利変換計画認可(県)を目指す。