水産庁は、大隅海峡で特定漁港漁場整備事業(フロンティア漁場整備事業)を計画している。新たな漁場構築に向けてマウンド礁を整備するもので、構造設計施工検討業務は簡易公募型による手続きが進み、近く決定する模様。履行期間は2018年3月27日まで。
業務内容は、数値シミュレーション等による構造物諸元の検討。整備に当たり必要となる具体的な施工方法等を検討するほか、工事実施に必要な図面、数量計算を行う。
これまで、設置予定個所における流況や水質、水温、塩分、補償深度の各種調査は、三洋テクノマリンが担当。ナロービームによる深浅測量および音波探査による地質調査は、いであに委託した。
マウンド礁の施設規模は高さ約19m、延長約160m、幅約80mで、耐用年数は30年、事業期間は2017年度から21年度までの5カ年。総事業費は37億円を見込む。