建通新聞社(神奈川)
2017/09/06
【神奈川】寿町労福会館再整備の電気に簡易型総合評価 横浜市
横浜市は寿町総合労働福祉会館の再整備で、電気設備工事の施工者を簡易型総合評価方式の条件付き一般競争入札で決める。工程管理や施工上の配慮などに加え、若手・女性の「担当技術者」の専任配置も評価項目とした。電気Aの市内企業に2社編成の技術力結集型JVを編成してもらい、9月28日〜10月2日に入札・技術資料を受け付けて10月19日に開札する。11月早々の落札決定を目指している。
寿町総合労働福祉会館(中区寿町4ノ14)の再整備は鉄筋コンクリート造地下1階地上9階建て延べ7685平方bの新施設を建設し、福祉会館や市営住宅80戸を設けるために行う。先行して建築工事の施工予定者を松尾工務店・小俣組・土志田建設JVに決めており、9月22日の第3回市会定例会・本会議で契約承認を得る予定。2019年3月15日までに完成させる。
電気設備工事の簡易型総合評価は▽工程管理(最大6点)▽施工上の配慮(最大6点)▽同種工事(最大4点)▽工事成績評定点(最大4点)▽男女共同参画・女性活躍の推進(最大2点)▽若手・女性の「担当技術者」の専任配置(1点)―の6項目で23点満点となっている。
このうち女性・若手の「担当技術者」の専任配置は17年度の新規評価項目。「大黒ふ頭T―1号上屋外壁屋根塗装その他工事」(塗装、7月19日契約)が初の適用案件だった。
提供:建通新聞社