秋田市上下水道局は、土崎港北ほかで雨水の冠水対策として行う新城川左岸3−1号幹線の築造工事を開札し、18億9,900万円(税抜)で熊谷・住建・加藤建設工事JVの落札が決定した。平成32年3月24日の工期で整備する。
今回の工事は、新城川周辺に延長1,870.5mの雨水管を新設するもので、泥土圧式シールド工や鋼・コンクリート合成管推進工、鉄筋コンクリート管推進工などを実施する。
幹線部(L1,561.03m)は光沼近隣公園付近の既設管渠から秋田銀行港北支店前の交差点を経由。内径2,000mmの泥土圧式シールド工で地山を掘削し、セグメントで管体を構築しながら掘進する。枝線部は飯田街道沿線の下水道用地から秋田銀行港北支店の延長286.17mで、内径800mmの鉄筋コンクリート管推進工を施工する。
幹線部との接続は、立坑を設けず幹線本体に直接接続する「地中接合方式」を採用。接続後は推進機内部の設備を分解して発進立坑から回収する。
事業は県道上新城土崎港線(通称:飯田街道)の冠水対策として行うもの。飯田街道沿いやJR土崎駅の東側では大雨の際に道路が冠水し、周辺施設に浸水被害が発生している。市は同エリアの雨水による冠水被害を軽減する目的で雨水管を新設する。
提供:秋田建設工業新聞社