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建通新聞社(東京)
2017/09/05

【東京】中野区 中野駅橋上駅舎等施設計画を見直し

 中野区は、中野駅西側の南北通路・橋上駅舎などで構成する複合施設の整備で、駅ビルを含む複合施設の計画概要を明らかにした。鉄骨造地下1階地上5階建て延べ1万8399平方bの規模を想定。区が整備する中野駅西側南北通路・橋上駅舎を2027年度、JR東日本が整備する駅ビルは29年度の完成を予定している。
 16年6月にまとめた基本設計で、建設地の地盤が軟弱であることや、鉄道運行に伴う機電停止といった作業時の時間的制約から、工期の長期化や工事費が増加することが判明。そのため、杭長の見直しや支障移転工事の早期着手の他、建物5階部分の面積を縮小(約2000平方b)するなど計画を見直すことで、当初予定から1〜2年の工期短縮を可能とした。計画の変更に伴い、複合施設の1階をプラットホーム、2階に橋上駅舎や店舗、3〜4階には商業店舗などを配置し5階を駅施設とするよう改める。
 今後、区は17年度内の実施設計着手に向けた協議を進める。また、実施設計作業においても設計内容と工事工程を検証し、さらなる工期短縮を検討していく考えだ。

提供:建通新聞社