トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

建通新聞社(中部)
2017/09/04

【愛知】清水住宅南地区 20年度に1棟目着工へ

 愛知県建設部は、清水住宅南地区(東海市荒尾町)の建て替え事業の事前評価について、事業評価監視委員会から事業着手の了承を得た。地区内の10棟を除却し、新たに3棟を建設する。2020年度に1棟目の建設工事に着手する計画だ。
 清水住宅南地区は、1968〜71年に建設された。築後40年以上が経過し、老朽化が進んでいる。また、住戸面積も狭小で、10棟全てにエレベーターが設置されていない。こうした状況を改善するため、建て替え事業を実施する。
 現在の住宅は、5階建て10棟、合計331戸。これを8階建て一部6階建て、8階建て、9階建て一部7階建ての3棟、合計167戸に建て替える。住戸面積は、2DKが52・5平方b、3DKが64・9平方bとする。
 20年度に1棟目の建設に着工したい考え。1棟目を20〜22年度で建設する。以後、順次設計と工事を進める。2棟目は設計を22年度、工事を24〜26年度、3棟目は設計を26年度、工事を28〜30年度で進める計画としている。
 総事業費は26億7000万円を想定している。内訳は工事費が25億8000万円、調査設計費が9000万円。
 今回の建て替えに伴い、敷地南側に0・95f程度の余剰地が発生する見込み。余剰地については、民活を検討する。
 清水住宅は、北地区と南地区の二つの街区で構成している。現在、北地区の建て替え事業を進めており、北地区に引き続き南地区の建て替えに着手したい考えだ。南地区の初弾となる住宅の設計はすでに山田設計(稲沢市)に委託して進めている。
提供:建通新聞社