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北陸工業新聞社
2017/09/04

【富山】物流効率化、渋滞緩和に/8号豊田新屋立体が起工/初弾は富山跨線橋下部

 「富山外郭環状道路国道8号豊田新屋立体」起工式が2日、富山市飯野地先で関係者約60人が出席して開かれ、同道路を形成する重要区間の起工を祝った。主催は起工式実行委員会(県、富山外郭環状道路整備促進期成同盟会、国土交通省)。
 式では、小俣篤北陸地方整備局長が「豊田新屋立体の整備により、常願寺川から神通川の間が高架橋で結ばれ、この地域を通過する交通が効率的につながることで、国道8号のみならず、交差する県道・市道の渋滞緩和、交通事故削減に大きな効果が発揮されるとともに、産業の活性化や物流の効率化に大きく寄与する。早期開通に向け全力で取り組む」と式辞。続いて石井隆一知事が「事業の完成が、市ならびに県の新たな発展、飛躍につながればうれしい。一日も早い完成を」、森雅志富山市長が「今事業が完成すると、さらに安全で信頼度の高い物流ネットワークが構築され、持続可能なまちづくりの観点からも重要である」と、それぞれあいさつした。来賓の堂故茂参院議員が祝辞を述べた。福濱方哉富山河川国道事務所長による事業説明の後、関係者が鍬入れし、事業着工を祝った。
 豊田新屋立体化事業は、富山外郭環状道路約40キロのうち富山市小西〜粟島町間延長2・9キロを立体化(高架化)するもの。まずは富山跨線橋を拡幅するための橋台・橋脚の工事、および迂回路工事に着手する。受注業者は、富山跨線橋拡幅工事その1が辻建設、その2が関口組、新屋地区道路改良工事が林土木。

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