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　京都府の山田啓二知事は１日、記者会見を開き、５億円台規模となる９月補正予算案の概要を発表した。
　建設関連の主な事業は、障害者スポーツ特別支援事業で丹波自然運動公園に車いす練習コースを整備するための設計を行う。30年度に練習コースの完成を目指す。トレーニングセンターには車いす用トレーニング機器を整備を計画する。
　地域医療・コミュニティ施設整備支援事業では、国保診療所における外壁補強、待合室拡張等改修に対する支援（京丹後市国民健康保険直営大宮診療所）、隣保館のエレベーター設置に対する支援（南丹市園部町北部コミュニティセンター）を行う。
　芸術村づくり推進事業でアトリエ付きシェアハウス（空き家等を活用した創作・交流環境の整備を支援）等を計画。府市協調で明治の文化の維持・保存（明治１５０年・西陣呼称５５０年記念京の織物近代化展（西陣織会館）、明治を彩る建造物保存修理も実施）を行う。
　文化庁移転関連事業では、文化庁移転施設計画策定費を計上。移転先に決定した京都府警察本部本館の改修等に向けた基本計画を策定する。
　保安林危険木解消緊急事業では、急傾斜地等における危険木対策の強化（間伐材による山崩れ防止工等）を図る。
　天然アユ遡上促進事業で今後の放流用アユ稚魚の不漁に備え、魚道を設置し天然アユが遡上できる環境を整備する。
　府庁第３号館整備計画策定費を計上し、耐震調査結果を踏まえ、整備手法やスケジュール等の計画を策定する。
　地域医療介護総合確保基金積立金（医療分）で病床機能の強化や在宅医療提供体制の充実等を図るため、基金の積み増しを行う。
　単独公共事業執行平準化対策費に２５億円規模の債務負担を設定。防災対策工事等の早期着手を図る。
　９月定例議会は11日に開会。会期は29日まで。