宇治市は、JR奈良線の高速化・複線化第二期事業に合わせて六地蔵駅を改築する。このほど、西日本旅客鉄道梶iJR西日本)とJR奈良線六地蔵駅の改良に関する協定書を締結した。
複線化に伴い、京都側に一部ホームを移設するほか、約9・0mに拡幅することで安全性の向上を図る。駅舎も地下鉄側に約80m移設するほか、乗降場、駅施設及び付帯施設を改築し、既設の駅舎は撤去する。
工事費の概算総額は14億円でJR西日本と同市が7億円ずつ負担する。設計及び工事についてはJR西日本に委託する。
同市は交通バリアフリー構想に基づき、エレベータの設置などバリアフリー化の実施や駅前広場を整備し利便性向上に取り組む。
同市は、JR六地蔵駅駅舎改築設計等に係る負担金として29年度は1500万円を確保している(設計変更に伴い毎年発生)。
今後のスケジュールは、30年度から土木・電気工事に着手し、31年度から軌道及び建築工事、32年度から機械工事に取り組み35年度末の完成を目指す。