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日本工業経済新聞社(群馬)
2017/08/31

【群馬】山藤組が施工する現場でICT活用施工現場見学会を開催

県桐生土木事務所と群馬県建設業協会桐生支部(山藤浩一支部長、山藤組代表取締役)は8月30日、嬬恋村大字鎌原地先で同社が施工する国土交通省利根川水系砂防事務所が発注したH28濁沢第二砂防堰堤工事現場においてICT活用施工現場見学会を開催した。見学会には同事務所職員、支部会員のほか、県太田土木事務所職員や県桐生森林事務所職員42人が参加した。
参加者は同現場の監理技術者を務める佐々木勇二氏(山藤組)から縦断図などを用いた工事概要やICT活用施工について説明を受けた後、衛星データを解析し位置情報を算出するGNSS−BOX、GPSとGLONASS衛星のデータを受信するGNSSアンテナ、本体・ブーム・バケットの動きを計測するチルトセンサー、チルトセンサーによる傾斜データから重機の位置や方向およびバケットの刃先位置を算出し、設計データとの誤差をリアルタイムで表示するコントロールボックス(マシンガイダンス機器)を取り付けたバックホーやICT機器が取り付けられた土木用振動ローラー、砂防ソイルセメント(INSEM材)製造プラント「SR−メサイア」、3Dレーザースキャナー(GLS−2000)のデモンストレーションなどを見学した。
この後、現場事務所に移動し、3次元測量結果のビューワーデータをモニターで見ながら、3次元起工測量や3次元設計データ作成、3次元出来型管理など施工管理について同社のサポート業務およびマシンガイダンス機器やICT機器の取り付けを行ったシーティーエス(長野県上田市)の社員による説明を受けた。