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建設新聞社(長崎)
2017/08/31

【長崎】官公庁・業者参加の測量競技大会で高校生が優勝・準優勝の快挙

伊万里・西松浦地区測量競技大会
   官公庁・建設業者含む24チームが参加 鹿町工業高校が優勝・準優勝

 官公庁や建設業者も参加する『伊万里・西松浦地区測量競技大会』で、初出場の県立鹿町工業高校が優勝と準優勝の快挙―。21回の歴史がある同大会で、高校生のチームが1位・2位を独占するのは初めてだという。
 同大会は、建設関係に携わる技術者の測量技術の向上、後進の指導・育成などを目的に、伊万里土木事務所と伊万里建設業協会が共催して毎年行っている。今回は、地区の建設・土木業者と、行政機関の関係部署(伊万里土木事務所、伊万里農林事務所、伊万里市役所、有田町役場)、高校生(唐津工業高校・鳥栖工業高校・伊万里農林高校・佐賀農業高校・鹿町工業高校)の総勢24チームが参加。鹿町工業は、土木技術部に所属する土木技術科の2年生がA・B2チームに分かれて出場した。
 競技は、水準測量の正確さと早さを競う。1チーム5人(監督、器械(レベル)、野帳、標尺2名)で、公園内に設置された4地点を計測。制限時間(45分)を1分経過するごとに2点減点、測量誤差1_に付き1点減点される。制限時間内に測量を終えたのは5チームのみ。鹿町工業は、Aチームが32分と出場チーム中最短、Bチームも36分で3番目だった。測量成績は両チームとも86点だったため、所要時間の少ないAチームが優勝、Bチームが準優勝に決まった(3位=土木事務所A、4位=唐津工業高校A、5位=有田町A)。
 同校土木技術部顧問の豊村洋文土木技術課教諭は本紙の取材に対し、「生徒たちの実践経験が積めればと参加をお願いしたところ、他県にも関わらず参加を認めていただいた」と、主催者に感謝した。その上で、今回の成績について「まさか勝てるとは思わなかったので、正直びっくりしている。生徒達にとっては自信になったと思う」と話した。Aチーム(前列)とBチーム(後列)のメンバー(前列右端が豊村教諭)
 鹿町工業のメンバーは次の通り。
【Aチーム】
 ▽標尺―立石龍斗・種浦海里、野帳―藤井康太、器械―本山卓、(監督は豊村顧問)
【Bチーム】
 ▽監督―三田航聖、標尺―木寺拡希・神田龍己、野帳―辻鷹祐、器械―中野智仁




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