愛知県建設部は、原山台住宅2丁目(瀬戸市原山台2)の建て替え事業について、事業評価監視委員会から事業着手の了承を得た。73億円を投入し、地区内の16棟を建て替えにより5棟に集約する。2018年度の着工を目指している。
原山台住宅2丁目は、1971年に建設された住宅で、築後40年以上が経過し、老朽化が進んでいる。住戸面積も狭小で、16棟全てにエレベーターが設置されていない。このため、建て替え事業を実施することにした。
現在の住宅は、5階建て16棟、合計601戸。これを8階建てと10階建ての5棟、合計456戸に建て替える。住戸面積は、2DKが52・5平方b、3DKが64・9平方bとする。
18〜20年度で1棟目の建設工事を行う予定。以後、順次設計と工事を進める。2・3棟目の工事を22〜24年度、4棟目を26〜28年度、5棟目を30〜32年度で整備する計画だ。
総事業費は73億円を想定している。内訳は工事費が70億4000万円、調査設計費が2億6000万円。
原山台住宅は、7丁目と2丁目の二つの街区で構成している。現在、敷地東側の7丁目のブロックで建て替え事業を進めている。引き続き2丁目の建て替えに着手したい考え。2丁目には22棟、860戸ある。区域が広いため区域を分けて建て替えを進める。まず、今回事業評価を行った16棟の建て替えに着手する。2丁目の初弾となる住宅の設計はすでに垣見設計事務所(一宮市)に委託して進めている。今回の建て替えにより余剰地は発生しない。
提供:建通新聞社