日本工業経済新聞社(山梨)
2017/08/30
【山梨】トレーニング棟設計費など/山梨市補正案
山梨市は、9月補正予算案を30日開会の市議会に上程した。主な補正では、私立加納岩保育園の整備(改築)への交付金に2億1177万8000円(国費1億4118万5000円、市費7059万3000円)を計上。
そのほか、市民総合体体育館について、トレーニングルーム(棟)の増設および柔剣道場ほか改修に向けた実施設計に2624万4000円を予算化。
同体育館は、東京オリンピックの事前合宿でドイツのウエイトリフティング連盟が最優先の候補地とすることで覚書を市と締結しており、現在のトレーニングルームは設備や機器が老朽化し、同連盟から整備要望が寄せられている。さらに、オリンピック組織委員会が定め留練習施設要件や競技規則を満たしていない。そのため、体育館の増設してトレーニング棟を建設することを計画した。規模は300uを想定。
工程案によると、設計発注手続きを本年11月まで行い、設計は本年度末までにまとめる。来年度の5月〜6月に工事発注手続きを進め、7月から12月まで工事を行う。
また、現在のトレーニングルームは、体力測定やダンスなどが使える多目的ルームに改造する計画。改造工事面積は約250u。さらに、体育館では、武道館の天井落下対策工事や弓道場などの屋根防水工事を計画しており、これらは来年度に工事を行う予定。
そのほか、補正予算案に計上した建設関連事業は次のとおり。
◆市商工業振興指針策定事業=200万円
◆消防設備・施設整備事業=600万円
・消防ポンプ積載車購入(日下部2部)
・可搬式消防ポンプ購入(加納岩4部)
・防火水槽防水事業(徳和地区)
◆防災無線維持管理(柳平子局移設新設事業)=270万円
◆もうかる農業の実現に向けLPWA(少ない電力の長距離無線通信)活用実証実験事業=881万円
◆環境センターストックヤード建設事業(実施設計)=1080万円
◆環境センターストックヤード進入路建設事業=327万1000円
◆県営畑地帯総合整備事業負担金(市負担25%)
・万力地区農道水路改修およびほ場整備事業=125万円
・岩手地区農道水路改修およびほ場整備事業=500万円減
・日下部地区農道水路改修およびほ場整備事業=1250万円
◆定住促進維持管理(浄化槽改修事業)=250万円