北陸建設青年会議(大島正寛会長)の17年度総会が29日、新潟市内のホテルで開かれた。若年層の労働人口確保や生産性向上など業界が抱える課題に対し、知恵を出し合って取り組んでいく方針を確認した。
同会議は北陸3県(新潟・富山・石川)の建設業協会青年層で構成。この日は会員30人弱が集まった。あいさつに立った大島会長は「若年層の確保、生産性向上、労働環境改善の3つが重くのしかかり、やらなければならないことは多い。厳しい環境だが、これらの課題に柔軟に対応するためこの会議がある。我々が声を上げ、反映された意見もある。我々の声が国や発注者に届くことを再認識しながら、また1年間頑張っていきたい」と述べた。
議事では、17年度事業計画や収支予算をいずれも原案通り承認。業界が直面する諸問題の調査研究・情報交換や、官公庁・関係諸団体との意見交換、全国建設青年会議への参加、「全国建設青年の日」のPR活動などに取り組むとした。役員改選では、富山県の副会長に開章夫昭和建設代表取締役が就任。また、新設する顧問には前富山県副会長の角地久和角地建設代表取締役が就く。
閉会後、北陸地方整備局の渡辺学企画部長が事業や施策について講演した。続いて懇親会が行われ、会員相互の親睦を深めた。