建通新聞社
2017/08/30
【大阪】天王寺動物園 獣舎初弾はDB方式採用
大阪市は、天王寺動物園の魅力向上に向け、獣舎リニューアル第1弾として「ペンギン・アシカ舎」の基本設計に着手する。基本設計は2018年11月30日の納期で綜企画設計(大阪市西区)に委託。実施設計と工事はデザインビルド方式を採用し、一括発注する考えだ。同獣舎では、動物が自然に近い環境で暮らす様子を再現する生態的展示を採用する。
市は16年度、天王寺動物園の施設整備計画などを盛り込んだ「天王寺動物園101計画」を策定。事業実施期間を17〜36年度の約20年間とし、ローテーション方式で4期に分けて施設整備を進める。
このうち、第1期(17〜21年度)は、海洋動物ゾーン、ふれあい・家畜ゾーン、アフリカの森ゾーンの他、てんしばゲートひろば(動物学習施設・スーベニアショップ)、新世界ゲートひろば(レストラン・カフェ)の整備を進める。
17年度は、ペンギン・アシカ舎のリニューアル整備に向けた基本設計に着手する他、コアラ舎・ふれあい家畜ゾーン整備に向けた基本計画の策定を進める。同業務は18年2月28日の納期で阿波設計事務所(大阪市浪速区)に委託した。
第1期完了後は、第2期(22〜26年度)で動物舎を中心に、東南アジアの森ゾーン、日本の森・里山ゾーン、アジアの森ゾーン(拡張)、新夜行性動物舎、適応の世界エリアを整備する。
第3期(27〜31年度)では、アジアの高地ゾーン新猛禽舎の他、新病院・研究棟、総合案内所などを建設する。
第4期(32〜36年度)で、オセアニアの草原ゾーン、タイガの森ゾーン、南米の森ゾーンを整備し、計画を完了する。