鹿児島市は、社会資本整備総合交付金を活用して(仮称)市立病院跡地緑地整備を進める方針だ。全体事業費は4億3200万円を見込んでいる。基本計画素案に関するパブリックコメント手続きを終え、基本・実施設計を建設技術コンサルタンツに委託。同敷地で2018年1月から約1年間、「西郷どん」大河ドラマ館が設置されるため。撤去されたあとの19年度から2カ年で整備、20年度の開設を目指す。
建設地は、加治屋町の旧市立病院(本館等跡地)で敷地面積1.37ha。高木等を配置した「憩い・安らぎゾーン」、さまざまな使い方ができる広場でにぎわいを創出する「交流・ふれあいゾーン」、周辺道路と一体となった花や緑の自然を感じることができる「プロムナード(散歩道)ゾーン」を計画している。
交流・ふれあいゾーンには、設置管理許可制度等を活用して、民間事業者による景観にマッチしたカフェ等を設置し、緑地の魅力を高める。民間事業者選定は、このほど事業者公募等に生かすためにサウンディング(対話)型市場調査を行う実施要領を公表し、9月に対話を実施。広く意見や提案を募り、18年度までに事業者選定を行う。
なお、用地の取得手続きは完了している。