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鹿児島建設新聞
2017/08/31

【鹿児島】国道225号電線共同溝整備/新栄地区で調査設計

 九州地方整備局鹿児島国道事務所は、国道225号電線共同溝事業を進めている。現在、鹿児島市の南郡元地区では、支障物件移設や引込連係管路、連係設備のほか、本体工事を継続。全体事業費15億円が見込まれる新栄地区では、調査設計に着手する。
 無電柱化によって、景観の阻害要因となる電柱・電線をなくし、良好な景観を形成するほか、歩道の有効幅員を広げることで通行空間の安全性や快適性を確保する。さらに、大規模災害(地震、竜巻、台風等)が起きた際に、電柱等が倒壊することによる道路の寸断を防止する。
 県内ではこれまで、国道3号が鹿児島市の伊敷ニュータウン入口交差点、国道10号は清水町北交差点、国道58号(同市内)、薩摩川内市内等で整備を実施。国道225号では産業道路入口交差点付近まで完了している。
 南郡元地区は2014年度から着手。鶴ケ崎入口交差点までの延長670mが対象で、17年度は工事費1億円、測量設計費2816万円、用地費および補償費3200万円など計1億6100万円を投入する。
 調査に着手する新栄地区は、宇宿町交差点までの延長730mが整備区間となっている。
 国土交通省では、電線共同溝の整備促進に向けて、電線類を従前の基準より浅く埋設するため「電線等の埋設に関する設置基準」を緩和したほか、交通量の少ない道路の舗装厚さが0.5mの場合、電線の頂部と路面との距離は、これまでの0.8mから最大0.35mまで浅くすることが可能な埋設基準を改定している。

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