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鹿児島建設新聞
2017/08/30

【鹿児島】臨港道路「鴨池中央港区線」橋梁計画/PC橋2基、鋼橋1基で構成

 九州地方整備局鹿児島港湾・空港整備事務所は、臨港道路「鴨池中央港区線」の整備を進めている。橋梁の上部工部分は、3径間PC橋2基と6径間鋼橋1基の計3基、下部工は橋台2基、橋脚11基で構成していることが分かった。また、中央港区側のアプローチ部分から現地着工(地盤改良)する段取りだ。
 全体延長は、橋梁部分の約1.1kmを含む計2.4km。幅員は一般部11.5m、交差点部14.75mで設計速度は60km/h。詳細設計は、橋梁部分が日本工営、道路部分は八千代エンジニヤリングが担当。
 橋梁部分の桁下空間は8mの高さで小型船舶に対応する。旧南港区には、ガス関係やセメントサイロなどがあり船舶を利用して作業を実施しているが、事業の損失が予見される建物等の事前調査に乗り出した。
 中央港区側のアプローチとなる市道金属団地7号線(210m)は、港湾管理者である県の敷地とすることが必要とし、鹿児島市が無償譲渡を行った。擁壁等の重量物を整備するため地盤改良を予定。防波堤に設置している消波ブロックは、移設して有効利用を図ることにしている。
 事業背景は、鹿児島港の臨港道路の一部が未整備で、港湾関連車両は、慢性的に渋滞している一般道路を通行せざるを得ない状況。ふ頭間の円滑な交通確保を図るため、ミッシングリンク解消を目指す。
 総事業費は280億円で、初年度の17年度は3億円の配分があった。事業期間は22年度までを見込む。

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