九州地方整備局大隅河川国道事務所は、東九州自動車道に志布志有明IC(仮称)を設置することを明らかにした。志布志市からIC設置に関する連結許可申請を受け、国土交通大臣が整備計画変更および連結許可を行った。鹿屋串良JCT方面のみ出入り可能なハーフICとなる予定。
位置は、(仮称)大崎ICから6.3kmで、(仮称)志布志ICから3.4kmの距離。志布志港では新若浜地区でふ頭再編事業が2017年度から事業化され、19年度の完了を目指し岸壁等の整備に着手。
これまで、積荷調整による非効率な輸送が行われていたが、ポストパナマックス満載での入港に対応可能となることから、同市では臨海工業団地の造成を進め、企業立地を推進している。
効果は、志布志有明ICが整備されることで、志布志港等へのアクセス強化が図られるほか、救急医療活動への支援や災害に強い道路ネットワークの構築、観光資源へのアクセス向上など地域活性化に寄与する。
同事務所では17年度、77億800万円を投入し志布志〜大崎間では、細山田橋(PC6径間連続ラーメン箱桁、約430m)と第一串良川橋(PC3径間連続ラーメン箱桁、約215m)の上部工、道路改良等を実施している。