秋田市教育委員会は、先月の大雨で被災した公立学校施設の復旧に関し、8月臨時補正予算で3,580万円を確保した。雄和中学校には国庫補助、市債、一般財源合わせて2,300万円、旧種平小学校には一般財源1,130万円、旧大正寺小学校には一般財源150万円を充てる。
雄和中学校では、グラウンド脇の法面3カ所で土砂が崩れ、フェンスが倒壊したため、法面の復旧やフェンスの補修を実施。旧種平小学校では屋体棟で天井や内壁、床材などが破損したほか、室内に雨水が流入しているため、天井や壁、床などを復旧する。旧大正寺小学校では、駐車場脇の法面で1カ所、土砂崩れがあったため復旧する。
今後、雄和中学校は来月から設計を行って10月以降に災害査定を受ける。冬期の工事はできないため、繰越明許費を設定し、来年3月から4月にかけて施工したい考え。旧種平小は10月に設計を実施し、12月から2カ月で工事を推進。旧大正寺小は復旧修繕として、11月に復旧を行う予定。
提供:秋田建設工業新聞社