トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

日本工業経済新聞社(山梨)
2017/08/29

【山梨】会議室設置、水回りなど2支所改修費を追加 笛吹市補正案

 笛吹市は28日、市議会第3回定例会告示に伴う記者発表を行い、提出議案の説明を行った。補正予算では、庁舎施設改修や消防施設整備に工事費を計上。一宮支所では、空きスペースを会議室に改修するなどが計画され、年度をまたいで施工を進める。
 補正予算案の主な歳出は、庁舎等維持管理事務に6989万4000円、企業立地促進助成金事業に1500万円、消防施設整備事業に1441万8000円など。
 庁舎関係は一宮と境川支所が対象。一宮では、現在使用していない空き部屋を会議室として有効活用するための改修を実施するとともに、トイレなどの水回り、インターネットのネットワーク工事を予定している。会議室は1階と2階で3部屋の設置を想定し、一宮支所分は繰越明許(5689万5000円)の措置もとられている。
 境川支所については、坊ヶ峯ふれあいセンターへ機能を移すことが決まっており、同センターの改修工事はすでに公告済み(9月5日入札)。9月補正では自家発電設備の設置費用を対応している。
 消防施設整備への計上分は、消防団御坂分団詰所建設事業へ充当する。建設地にある旧ひみね保育園の施設解体に際して、急きょ対応が必要となった外壁のアスベスト除去工事費を予算化した。設計変更となった解体工事は矢崎興業が請け負っている。11月の完了後に詰所建設に移行し、年度内の完成を目指す。
 ほか、土木費では労報橋および周辺道路整備に1億1218万円、砂原橋架替に550万円の事業費を計上。計画的改修事業においては、小学校施設に300万円、体育施設に600万円を盛っている。
 定例会は、9月5日から29日までの会期で開催。市側は報告1、条例案6、補正予算案19、決算認定19、その他2の計47案件を提出する。
 条例案は、八代御所保育所を2018年4月1日からの完全民営化に伴う一部改正など。現在の指定管理者である社会福祉法人博愛保育園へ譲渡し、民営化が図られる。