愛媛県中予地方局は、JR松山駅から松山環状線まで路面電車を延伸させるための都市計画道路松山駅西口南江戸線整備に向けた地元説明会を実施、今後、用地調査などを進め2018年度から用地買収に入ることを説明した。
路面電車の松山環状線までの延伸は、JR松山駅付近連続立体交差事業とセットで計画され、松山市が整備を進めている松山駅周辺土地区画整理事業と併せて3事業合体の整備となる。
8月から境界確認に着手しており、9月から用地幅杭設置や境界測量などを行い、年明けには物件調査に入り、18年度から補償金算定や用地契約交渉に入る方針。16年12月に事業認可を受けており、23年3月31日の完成を目指す。総事業費は約50億円。
松山駅西口南江戸線は延長471b、幅員34b、4車線の都市計画道路で自転車専用通行帯も整備される。中央部に路面電車の軌道を敷設し、松山市が土地区画整理事業で整備する松山駅広東西連絡線(延長190b、幅員29b)と合わせてJR松山駅から松山環状線(国道196号、フライブルク通り)までの間、約700bで路面電車を延伸させる。路線の起点は松山市南江戸1、終点は南江戸5。区間内には鋼構造物として宮前川橋梁架設がある他、終点側の松山環状線との交差部では、西側に食い違い交差点の解消を図るため市道新玉27号線の付け替えも行われる。
提供:建通新聞社